キャラクター多くしてイベント山に登る?


2008/07/01 尾上

 

最近ニュースなどで「キャラクター」に関する話題をよく目にします。
たとえば「ひこにゃん」とか「せんとくん」とか、裁判員制度のPRマスコットがどうのとか。

個人的には、一般に言われる「ゆるキャラ」を含めてキャラクターものは好きな方なので、
こういったキャラクターがたくさん出て来ること自体に疑問を持つことは無いんですが、
しかし、ひとつのイベントにたくさんのキャラがどんどんどんどん増えていくことは、

さすがにちょっと「アレ?」って思います。

例えば裁判員制度のキャラクター。
全国各組織などが独自にキャラクターを考案していった結果、
なんとその数は全部合わせて100近く存在してしまっているのだとか。

例えばひこにゃん。
ひこにゃんは元々「国宝・彦根城築城400年祭」というイベントのキャラクターなのですが、
その後、ひこにゃんのライバル「しまさこにゃん(モデルは島左近)」とか、
しまさこにゃんの主人「いしだみつにゃん(モデルは石田三成)」とか、
さらに、これらしまさこにゃんやいしだみつにゃんから
ひこにゃんを守るために登場した「にゃんにゃん七剣士」とか、
ひらがなが多くて文が読みづらくなるほど)キャラクターが次々誕生しています。

例えばせんとくん。
その独特の風貌や、不透明な選出方法に疑問を持った人々が、
せんとくんとは別のキャラクターを擁立しようという運動を展開。
一般公募したキャラクターから更に投票を行い、
一番得票を集めた「まんとくん」が登場する事に。

意味合いはちょっと違いますが、「船頭多くして船山に登る」なんて言葉もあります。
イベントを盛り上げるためにキャラクターが増えるのはかまわないとは思いますが、
増えすぎたキャラクターたちは、互いに協力してイベントという船を成功に導けるのでしょうか?

なんてどうでもいいことを、
北京五輪の五人組のマスコット「フーアー」を見ながら考えました。
先月までなにかと大変なことが多かった中国ですが、五輪まであと39日。

フーアーにはぜひ、この世界的な大イベントを成功に導いて欲しいですね☆

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