正しい日本語・・・・


最近、TVをあまり見なくなったのですが、
クイズ番組などは、なんとなく気になって見てしまいます。
漢字や熟語の意味などを問題として取り上げる番組ありますよね?
※何の番組かはご想像におまかせします。

例として・・・

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1)似たような言葉の取り違い
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「おざなり」と「なおざり」
どちらも「いい加減」ということでは同じですが、この二つの言葉には微妙な違いがあります。
「おざなり」を漢字で書くと「お座成り」「御座成」となり、その場の間に合わせという意味です。
一方、「なおざり」は「等閑に付す」の「等閑」を訓読みしたもので、いい加減なまま放っておくという意味です。
これだけでもよく分かりませんから、具体例を示しますと、「おざなりな修復」は、
一応の修復は行われているものの、中味はいい加減で不十分という意味になり、
「修復をなおざりにする」というと、修復そのものをほったらかしにして行っていないという意味です。ややこしい!

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2)漢字の違いによる使い分け
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「制作」と「製作」
どちらも、何かをつくるという意味ですが、どのように使い分けるのでしょうか。
「制」という漢字は、余分な木の枝を刀で切り落として整えることをあらわしています。
一方、「製」は、「衣を制する」、すなわち衣服を仕立てる、ものをこしらえるという意味があります。
したがって、「制作」は自分で考えて整え、定めるような場合に使い、「製作」は物をつくりだす、
製造する場合に使います。
たとえば、芸術化が絵画や彫刻などの作品を生み出すのは「制作」で、
工業製品をつくるのは「製作」です。

●制作:(芸術)作品を作ること
●製作:物品を作ること
プログラムやシステム構築などは『製作』を使用するのが正しいみたいです。

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3)意味を間違って使ってしまいがちな言葉
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「しおどき」
「ここらがしおどきだな……」と分が悪いケースで使われる事が多い言葉ですが、
本来は「なにかを行うのに最も良いとき」という正反対の意味なのです。
この言葉は、漁師が漁をするのに最適のタイミングで海に出ることから出た言葉なので、
悪い意味ではないのです。

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4)間違って書いてしまいがちな言葉
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遅れを取る(誤)⇒後れを取る(正)
遅れを取る遅いというイメージあって、この漢字を使う人がいますが、
これは実は間違いなのです。後から何かをする、または何かをするにあたって、
相手の後ろになってしまうことから、後れを取ると書きます。
 

うーん。・・・
日本語って難しい。

間違った使い方をしていても、それを指摘してくれる人はなかなか居ないものです。
グローバル社会が進む昨今、英語習得の重要性が高まっていますが、
まずは足元の母国語を見つめ直してはいかかでしょうか。

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