これでいいのだ!
テイクに入社した時、8歳だった娘が、
この春に就職し、一人暮らしを始めた。
家の中がガランとした感じで、少し寂しい。
最近やっと、家に娘がいない環境に慣れてきた。
慣れてはきたのだが、
仕事はちゃんとしてるか、お金に困ってないか、
食事はきちんと取ってるか・・・。
心配事が増えた。
家内も同性の話し相手がいなくなり、少し寂しそうだ。
食事の支度では、いつも1人分多く作りすぎたと嘆いている。
(こちらは、食べきるのに必死である。)
洗濯は少し楽になったと言っていた。
たまに掛かって来る電話や、帰宅した時は嬉しそうだ。
夫婦共々、心配で常に状況を聞きたい衝動に駆られるが、
心を鬼にして、あえてこちらから娘に連絡する事はしていない。
「便りがないのは無事な証拠」
親はそう自分に言い聞かせて過ごしていくしかない。
ある程度、子育てを終えて親の気持ちを理解していたつもりだったが、
また一つ、親の気持ちを理解した今日この頃。
子供が本当に困った時にだけ、手を差し伸べてあげれればいい。
そう、これでいいのだ。