大型化?小型化?


今月のコラム担当の中林です。
私、先月の7月12日にスマートフォン(以下スマホ)の機種変更を行いました。
「INFOBAR A01」から「AQUOS PHONE SERIE SHL22」への変更です。
スマホとしては2台目となるこの機種ですが、サイズがとにかく大きいです。
「INFOBAR A01」が 118 × 63mm だったのに対し、
「SHL22」は 142 × 70mm と 縦幅は24mmも大きくなっています。
Yシャツの胸ポケットに入れてもはみ出してしまいます。

今回はスマホの大型化について自分なりに考えてみましたので、
それについて少し書かせていただきます。

最近のスマホは少し前の物よりも大きくなっています。
理由として以下のことが挙げられます。

ディスプレイの進化により解像度がどんどん上がっている。
解像度が上がると細かく綺麗な画質を表示できるが、小さい画面だと綺麗さや迫力が表現しにくい。
その為、携帯電話として邪魔にならないサイズを維持しつつなるべく大きいディスプレイにする。

高解像度のディスプレイを採用することにより消費電力量が多くなる。
消費電力量が多くなると、そのままのバッテリー容量では早く電池切れを起こしてしまい電話として役に立たない。
この対応として消費電力量を下げるかバッテリー容量を上げるかの二択となるが、
前者は新技術でも発表されない限りは限界があるわけで、必然的に後者を選択するしかなくなる。
その為、「バッテリーの容量を上げる → バッテリーのサイズが大きくなる → スマホのサイズも大きくなる」
と言う流れになる。

つまりスマホのインターフェイスとして最重要なディスプレイの製造技術が上がれば上がるほど、
スマホ自体は大型化してしまうということになります。

時代の流れというのは面白いですね。
少し前までは家電やパソコン等はどれだけ小さくできるかを競い合っているかのような印象がありました。
ノートPCもノートブックと呼ばれる小型の物が流行っていたと記憶しています。
しかし現在ではサイズを大きくしてそれなりのスペックを持ったウルトラブックに人気と需要が集まっています。
できるだけ小さくを求められる時代から、大きくパワーのあるものを求められる時代に変わっています。

この大型化の傾向はまだ進んでいるようで、現在では6.4インチのスマホも存在します。
よく「7インチの小型タブレット」などと聞きますがもう殆ど変わらない大きさですね。

この流れが暫く続いた後にはまた小型化の需要が増す流れになるのでしょうかね?
もし仮に同サイズで10倍の容量を持つバッテリーや、
10分の1の消費電力量で今までと同じ表示ができるディスプレイが発表されたとしたら…
どちらの流れになるか今から楽しみです。

最後に…

色々と書いてきましたが、「じゃあそのデカイでのは実際使ってみてどうなのよ」と言うのを
個人的感想を含めて書かさせていただきます。

まず、字は格段に見やすくなりました。エッジもくっきりして美しいです。
そして誤操作も減りました。
以前よりも画面が大きくなった事により小さくて押しにくかった物が押しやすく感じます。
ただ、誤タッチは増えたような気がします。
触れていないのに触れたように認識されてしまったりと…
静電式タッチディスプレイが敏感になっているんですかね?

持った感じの大きさは単純に慣れだと思います。
今まで使っていたのよりも実際に大きいのですから、そりゃはじめは大きくて使いにくさを感じます。
ただ一週間もすれば慣れて、逆に心地よく感じます。

結論としましては 『大きくなって良かった』 です。
皆さんも次に機種変更する時はデッカイのにしましょう!!

以上です。

Leave a Reply