~サプライズな贈り物~


2007/08/06 齋藤

 

このコラムに私が執筆する予定は無かったのですが、担当の関口さんに「是非」と言うより、
半分強制的にやらされることになりました。
そもそもは、「社員のつぶやき」と題して、
他人に自分の文章を見てもらうことを前提としたことから始めたはずだったのだが。。。
とは言え、引き受けたからには、ちゃんとした文章で執筆しなければ。。。

愚痴はさておき、執筆するネタには困らなかったのが幸いだったのだが、 何を題材にしようか迷いました。
結果、タイトル「~サプライズな贈り物~」と言う内容で執筆します。
ちょっと長くなると思いますが、めげずに読んで下さい。

さて、なぜ「執筆するネタ」に困らなかったかと言うと、去年から今年にかけてイベント事が多かったからです。
2006年5月に入籍をし、2007年2月に披露宴を行いました。
そして、その後3回の新婚旅行に行ったのです。
なぜ、3回かと言うと、計画的に進めたり、ゆっくり出来たりなど、
普通の温泉旅行などと違った旅行だったものをあえて「新婚旅行」と銘打っています。

1回目:オーストラリア旅行(2007年3月)


エアーズロック

この旅行は、本当の新婚旅行です。
披露宴の準備とともに進めていて、私が新婚旅行は絶対にオーストラリアと決めていたことからオーストラリアに行きました。
この旅行の話は、別途機会があればお話します。
ちなみに、「エアーズロック」は素晴らしかったです。

2回目:富良野旅行(2007年7月)


フラノ寶亭留

この旅行が、今回の「~サプライズな贈り物~」で執筆する旅行です。
乞う、ご期待。。。

3回目:石垣島旅行(2007年7月)


石垣島 川平

この旅行は、仕事関係で仲のいい人方と一緒に行って来ました。
私は、今回で石垣島は3回目なのですが、カミさんは、沖縄本島までしか
行ったことがないと言うので、思い切って行って来ました。
子供が出来たらしばらくは、そのような旅行(遠出)も出来なくなると
思ったことも理由の一つかも知れません。
この旅行も話したいことが山ほどあります。
台風の影響でいろいろなことがありました。
この旅行の話も、別途機会があればお話します。

前段が長くなりましたが、そろそろ本編に入らせてもらいます。
たぶん、ここからも長くなると思いますが、めげずに読み進んで下さい。
既に、めげた方は、時間/日を改めて読んでみて下さい。

[富良野旅行きっかけ]

さて、本編のスタートです。

まずは、富良野旅行に行くきっかけから話さなければなりません。
きっかけは、高校時代の友人らからの結婚祝いです。
高校時代の友人らの一人と披露宴1ヶ月ほど前に話をしていて「結婚祝いは何がいい?」と訊ねられました。
家電、家具などはほとんどそろっているので悩んでいると、

友:「サプライズな贈り物でもいい?」

私: 「それでお願いします。」

友:「驚くなよ。」

と、”脅し”とも取れることを言ってきました。
私も今まで、その友人や、高校時代の友人に、
やはり「サプライズな贈り物」をして来たので、ちょっと期待してました。
ちなみに、今までに高校時代に友人にした贈り物とは、

  • とあるホテルのスイートルーム宿泊
  • 隠れ宿など、自分たちでは、予約、宿泊しそうにない旅館の宿泊
  • 新婚旅行旅立ちの時に、リムジンでホテルから空港にお送り

と言うことで、披露宴当日、友人らから結婚祝いの目録をもらいました。
目録(正確には、目録の入った袋)を開けると中には、

  • 『フラノ寶亭留 御一泊』
  • 『幸せを呼ぶ ♥ 軍手』

と題打って、各説明書きとともに、『フラノ寶亭留のパンフレット』『ピンクの軍手』
『旅行ガイドブック「タビリエ富良野・美瑛・札幌」』が入っていました。

フラノ寶亭留の宿泊は理解出来たものの、
『ピンクの軍手』はさすがに理解不可能(意味不明?)でした。
説明書きには、「幸せを運んでくれるはずです。」(抜粋) と書かれてあり、
ちょっと手を加えた感じのものでした。
オーストラリアへの新婚旅行でエアーズロックに登る際に、軍手を用意する必要があったので、
もしかしたら、事前に調べて用意してくれたのかとも思い、あまり気にしていませんでした。

しかし、この『ピンクの軍手』、富良野旅行のためと言うか、
タイトルの「~サプライズな贈り物~」には、欠かせないものだったのです。

上記を踏まえ、本当の本編へ読み進んで下さい。

[本編-1]

今年7月6日、美瑛へ向けて出発。高速を北へ飛ばしました。
さて、お気づきかと思いますが、なぜ富良野ではなく美瑛に向けて出発なのでしょう?
ここで、先ほどの高校時代の友人らが再び登場します。

富良野旅行の一週間ほど前のことです。
私たちの富良野旅行の幹事をしてくれている友人からメールが来ました。そこには、

「お出かけの際、『幸せを呼ぶ軍手』『デジカメ』
出発までに郵送で届く『封書』をお忘れなきようお気を付け下さい。
『封書』は出発してから開けてくださるようお願いいたします。」

と書かれてありました。(原文のまま使用)
その他に「美瑛・パノラマロードに立ち寄ってもらいます。」など書かれてありました。
とりあえず、美瑛に行くと言うことは分かったものの

「まだ、何かを企んでいる。。。」

と思いましたがどうすることも出来ず、『封書』を待つしかなかったのです。

『封書』が届くまで、目録と一緒に入っていた「タビリエ」を見て、
ヘリコプターによる遊覧飛行とかラフティング、熱気球フライトなどを
プレゼントしてくれるのかなど考えていました。
私が、高所恐怖症を昔から知っている高校時代の友人なら高いところに
行かせようと意地悪をしているのかとも考えていました。

そして富良野旅行3日前、『封書』が届きました。
上記メールのように出発するまでは、開けることが出来ないジレンマに
どんな内容(指令←後で出てきます)が書かれてあるか不安と楽しみでしたが、
カミさんは、私以上にジレンマに陥っていたようです。

さて、我が家を出発して道央高速岩見沢パーキングにて軽い朝食をとり、
『封書』を開けることにしました。

『封書』を開けると、そこには、

  • 「立ち寄ってほしい場所は、
    ファームズ千代田にあるファームレストラン千代田です。」
  • 「適当な場所から、下記まで電話して到着予定時刻を伝えて下さい。」
  • 「そして、レストランでY氏と落ち合い、プレゼントを受け取ってください。」
    #原文は実名でしたが、ここではY氏とします
  • 「きっと、あの軍手が幸せを呼んでくれることでしょう。」

と書かれてありました。

[本編-2]

『封書』の指示通りY氏に連絡し、到着予定時刻を告げ、
美瑛にある”ファームレストラン千代田”に向かいました。
Y氏の電話での応対は、とても丁寧で物腰の柔らかそうな印象を受け、
友人からの迷惑な依頼なのに、いい人なんだなと思っていました。

車を走らせること2時間弱、途中Y氏から連絡があり、私の車の車種、
色などを伝え、迷いながらも”ファームレストラン千代田”に到着しました。
駐車場に入り、駐車スペースを探すもスペースが無く、Uターンして、
駐車場入り口近くに進むと、私の車を誘導してくれる人がいました。
そうです、その誘導してくれた人がY氏だったのです。

”黒スーツ” ”白の手袋” の出で立ちで、深々と頭を下げ、

Y氏:「齋藤様でいらっしゃいますか?」

私: 「はい、齋藤です。」

Y氏:「H様からご依頼を受けたYです。

これからH様からのプレゼントへご案内します。」とのこと
#Hとは、高校時代の友人です。

車で、Y氏の車の後を付いて来るように言われ、言われた通り車を進めると、
すぐそこにあるポツポツと木があるちょっとした丘でY氏は車を止めました。

車を降りるとY氏が説明を始めました。

そこで、「~サプライズな贈り物~」が明らかになりました。

それは、   ”桜の木の植樹”   でした。
”ファームズ千代田”と言うところで、「桜の木の記念植樹」と言う企画で
自分の木として植樹出来るのです。結婚や子供の誕生、結婚xx周年などの記念や思い出として
植樹をしてもらおうと言うことだそうです。

この企画では、『思い出の桜10000本プロジェクト進行中!!』と銘打って、
静内の桜祭りで有名な二十間道路のように桜の木を増やし、
ここでも桜祭りが出来るようにしたいとのことでした。
記念植樹をすると「記念植樹認定書」と言うものがもらえ、さらに”千代田村村民”として登録されて
レストランなどが割引になります。正しく紹介できているか分からないので、後ほどURLを紹介するので、
詳しくはそちらを参照して下さい。
#ここでURLを紹介すると、今までの執筆が無駄になりそうなので。。。

 

[本編-3]



植樹模様

さて、実際に植樹を開始しました。
工程は、大きく下記の5つです。

  • 植樹する穴を掘る。実際にはY氏が先に掘ってくれてあり、掘り起こす作業。
  • 多少土を残し、水を汲め、泥状態にする。
  • 植樹する(穴に木を植える)。
  • 土を戻し、水をあげる。
  • 記念撮影をする。

ここでミッションが3つあります。「ミッション」とは、
友人がY氏に出した”指令”のことです。
#Y氏がしきりに”ミッション”と言っていました。

  • ピンクの軍手をはく。覚えていると思いますが、前述の目録と一緒に入っていた
    『幸せを呼ぶ 軍手』は、この時のために入っていたのです。
  • 二人の”誓いの言葉”を書く。Y氏がおもむろにピンクの紙の張ったボードとマジックを持って来て、
    「H様からのミッションです。誓いの言葉を書いて下さい。」と私たちに渡しました。
  • お姫様抱っこ。Y氏が「次のミッションは、お姫様抱っこです。」と言い出しました。


この人がY氏

上記②のピンクのボードの”誓いの言葉”とともに、証拠写真を取ることが、
友人がY氏に告げたミッションなのです。

前段が長くなり実際の出来事(行動内容?)は短いですが、ファームレストラン千代田に着いてY氏の丁寧な挨拶から、植樹⇒お姫様抱っこで写真を取るまでが、
友人からの粋な「~サプライズな贈り物~」だったのです。

Y氏は、実にいい人で友人からのミッション遂行のため、一所懸命になりすぎ、
前述の「記念植樹認定書」を私たちに渡すのを忘れそうな勢いでした。
Y氏に上記植樹の模様をホームページに掲載したいとお願いされたので快く、承諾しました。

「桜の木の記念植樹」についての詳細は、下記URLをご覧ください。

この「~サプライズな贈り物~」には、正直、ビックリさせられました。
美瑛は少し遠いですが、カミさんの実家の墓参りで赤平に毎年行くので、
その帰りに立ち寄り、成長を見届けて行きたいと思います。
もちろん先々には、子供や孫、家族、友人などと一緒に、花見をしたいですね。

[本編-4]

植樹を終えた私たちは、ファームレストラン千代田にて昼食を取ることにしました。
びえい牛と季節の有機野菜を使ったメニューはどれも美味しそうで、ステーキとハンバーグで迷いましたが、
当日の宿泊先の”フラノ寶亭留”の夕食は「ふらのフレンチ」とパンフレットにあったので、
ステーキ類はやめハンバーグランチを食べることにしました。
とても美味しかったです。

食事を済ませ、ファーム内にある”ふれあい広場”で動物とふれあった後、美瑛を後にして、
夕方、宿泊先である”フラノ寶亭留”に到着。
車を降りると、荷物をお持ちしますとホテルの人が出迎えてくれました。
旅行バックと紙袋を渡し、ホテルの中へ。
ちなみに、紙袋は食後飲むであろう焼酎とつまみが入っていました。


フラノ寶亭留着

ホテルの中を誘導され進むと、チェックイン手続きはカウンターではなく、
大きなテーブルで向かい合って座って行いました。
この時、”ウェルカムドリンク”として、「とうきび茶」が出てきました。
本当に、とうきびの味で、さっぱりとしていて美味しかったです。

施設(お風呂やバーなど)の説明を受け、夕食時間帯の予約をし、
部屋へ案内してもらいました。


部屋からの眺め


室内


ベランダでビール


癒しの森探索

部屋に入るとホテルの人が、「冷蔵庫の中の飲み物はすべて無料と
なっています。」と言うではないですか。
冷蔵庫の中には、ビールを始め日本酒やソフトドリンクが入っていて、
思わず私は「無くなったら持って来てもらえるんですか?」と訊ねて
しまいました。施設の説明の時に聞いたのですが、このホテルでは
バーでのドリンクは一部を除きフリードリンクとなっているのです。

さて、部屋はと言うと”全室マウントビュー”と言うだけあり絶景で、
ホテル敷地のガーデンには、ラベンダーを中心にいろいろなお花が
敷き詰められていて、ベランダから楽しむことが出来ます。
また、ジャグジーやシャワールームなどもあり、
ちょっとしたスウィートルームのような感じです。

少しするとホテルの人が部屋にやって来て、
「ハネムーンと聞いております。
こちらは、ホテルからですが、記念品としてどうそ。」
と、小さな包みをもらいました。

開けてみると、ある陶芸家が作った”箸置き”でした。
これまた、「サプライズ」と言った感じです。

早速、ベランダでビールを飲み、少し休憩をした後は、無料貸し出しの
カートで、 3万坪の「癒しの森」とガーデンを探索しました。

カミさんは車の免許がないのですが、運転してみたいと言うことで、
時折運転を替わったものの、坂道、右左折と、なかなか感覚が掴めず
大変でしたが、めったに出来ないことを楽しみました。

[本編-5]


フレンチメニュー


粋な計らい

さて、ホテル周辺を探索した後、夕食前に温泉です。
このホテルには、檜風呂、露天風呂、展望風呂、岩盤欲とあり、
時間によって、男湯、女湯と別れますが、夜、朝と全て入りました。特に、岩盤欲は初めてだったのですが、いいですね。カミさんは、札幌に帰ったら行って見たいとまで言ってました。みさなん、お薦めです。

いよいよ、夕食「ふらのフレンチ」です。
富良野産の野菜にこだわったとフレンチ、中には、先の程の「癒しの森」にある施設で栽培された野菜もあるそうです。

コース料理となると最低でも一品は、食べれないものがある私ですが、食後のデザートを少し残したものの、全て食べました。これには、カミさんもビックリです。

そして、食後のデザートにも「サプライズ」と言うか、
粋な計らいが。。。

こうして夕食を済ませ、”飲んべぇ夫婦”の次にやることと言ったら、
そうです、フリードリンクのバーで二次会をすることです。
バーカウンターのバーテンダーは、ホテルの従業員がレストランなどいろいろな仕事を掛け持ちしているため、
オープンが少し遅れましたが、私たちは、俗に言う”オープンラスト”で御酒を堪能しました。
荷物として紙袋で持ち込んだ焼酎を飲むことがなかったのは、言うまでもありません。


フラノ寶亭留着


北の国から

翌朝、私としては珍しく温泉に入り、朝食を取り、
早めにホテルを 後にしました。

この日の計画は、前述「タビリエ 富良野 美瑛 札幌」に載っている
「『北の国から』の舞台へ」と言う”ドライブシュミレーション”に従って
「北の国から」のロケ地を回る企画をそのまま実行することでした。

偶然にも私たち夫婦は、「北の国から」のファンで、意気投合し、
昔行ったこともあるところを含め、”証拠写真撮影”(意味不明)と銘打って
観光しました。

富良野旅行も終わりに近づき、昼食を取って、お土産購入し、
札幌へ向かおうと言うことになりましたが、タイミング(何の?)が合わず、
車はひたすら札幌へ向かったのでした。

途中、15:00頃に三笠付近で遅い昼食を取ったのを最後に、
高速を一路自宅へ向かい、富良野旅行は終わりました。

伝えたいことが多すぎたこともあり、長々と書き進んでしまい、
ちょっと支離滅裂的な文章になっている感がありますが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
以上が、「~サプライズな贈り物~」の報告(?)でした。
この場をかりて、高校時代の友人らに改めて感謝したいと思います。

「サプライズな贈り物をありがとう。思い出に残る旅でした。
この次は、誰か分からないけど、サプライズをお楽しみに。。。」

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